Uncategorized

不屈のキャリア論:30回以上転職、どん底からの逆転劇

taiki

「転職が増えると社会人としてダメなのか?」
「仕事が続かない自分は、社会不適合者なのか?」

そんな不安を抱えている人は多いと思います。
かつての僕も、まさにそうでした。

30回以上の転職を経験し、自信を失いかけたこともあったし、
「自分には何の価値もない」と思い込んでいた時期もありました。

けれど、振り返ってみると、その経験があったからこそ今があったし、
転職を繰り返したからこそ、「環境が変われば自分も変わる」 ということを体感できました。

この記事では、僕が歩んできた道を包み隠さず話していきます。
もし今、仕事や将来に悩んでいるなら、ぜひ読んでほしい内容になっています。
きっと 「今の状況がすべてじゃない」 と思ってもらえるはずです。


中学時代の挫折と、社会への戸惑い(社会人以前の背景)

不登校だった過去

僕は中学時代、不登校でした。

同級生との人間関係に問題があったわけではなく、
ただ、「学校に行く意味」 を見失ってしまったんです。

もともとは誰よりも教師という職業をとても尊敬していたと思います。
学力を高めることの価値はよく分かっていませんでしたが、「尊敬できる人から学ぶこと」 に意味を感じていました。

しかし、同年代には不良が多いと伝達されていたようで、教師たちの対応は厳しく、
生徒へ手をあげる場面を目にすることもあれば、生徒を過剰に疑うこともありました。
僕自身、冤罪で激しく叱責されたまま、弁解も許されないような経験をしました…

今になって考えれば、先生方にも事情があったのかもしれません。
それでも、唯一の支えだったはずの教師陣の姿に、強いショックを受け、
尊敬していた存在を信じられなくなった時に学校へ通う意味が分からなくなり、
次第に教室から足が遠のいていきました。

社会への不安

漠然と時間を消費し、将来の夢はありませんでしたが、
それでも、ここで踏ん張らなければ未来は厳しくなる——そんな危機感から高校進学を決めました。

中学では不登校でしたが、高校では三年間通い続け、なんとか卒業する事ができました。
過去の自分よりは確実に自信を持てましたが、それでも働くことがどんなものかは分からないまま、不安を抱えながらも就職活動を進め、工場に応募。

卒業前に内定をもらい、「こんな自分を雇ってくれた会社のためにも、全力で貢献したい」
そう考えながら初めての仕事へと踏み出しました。


初めての就職、そして現実を知る

魚を加工する工場での過酷な日々

高校を卒業し、最初に就職したのは魚を加工する食品工場でした。
学歴もスキルもない自分を受け入れてくれる場所は限られており、「働けるならどこでだって!」 と思って挑む初仕事。

しかし、そこは 想像を超える過酷な環境 でした。

僕の仕事は、大型の機械を使って魚をカットすること。
大量の魚が滝のように流れてくるのをひたすら捌き続けました。
ヒレや骨が腕に刺さり、毎日ケガが絶えない日々。

しかも手のひらは化膿してズキズキと痛み、車のハンドルはまだケガの浅い指先で摘まんで運転していたし、片道1時間近い車通勤は地獄で、途中で停車し仮眠を取らなければ、疲労のあまり家にたどり着く事さえできませんでした。

そんな日々が続く中で、「このまま、この仕事を続けられるのか?」 という不安が大きくなっていき、そして限界まではそう遠くありませんでした。

半年も持たずに退職

早い段階で、毎朝工場を見るだけで具合が悪くなっていました。
それでも、工場長が恐ろしくて、自分から「辞めたい」とは言えず…
でも最後には限界を超えてしまい、そんな状況を見かねた親から連絡してもらい、退職の意思を伝えてもらうことに…
人づてに聞いた話しによると、工場長は『あんな奴はどこに行っても通用しない』と漏らしていたようでした。

それを聞いて、当時はただただその通りかもしれないと感じ、情けない限りでした…

退職後は、ほぼ放心状態。
何もやる気が起きず、1か月ほどぼんやりと過ごすだけでした。


転職を繰り返す中で見つけたもの

環境によって変わる評価

短期のアルバイトを転々とし、正社員として雇われることもありましたが、どれも長続きしませんでした。
しかし、ある時、「同じ自分でも、職場によって評価がまったく違う」 ことに気づきます。

ある職場では「仕事が遅い」と怒られたかと思えば、
別の職場では「細かいところにも気配りをしてくれてありがとう」と感謝されました。

つまり、「問題は自分の能力だけではなく、環境によっても評価が変わる」 ということ。
そう気づいた時、少しだけ気持ちが楽になりました。

最初の職場では自分を完全否定したくなるほど辛かったけれど、自分にもできることがある と思えたからです。

自信を失いかけた日々

とはいえ、転職を繰り返すことに危機感が無かった訳ではなかったです。
履歴書を書くたびに短い職歴の多さが際立ち、退職理由を話す時にどうしても不満のようなものを並べ立てる事になってしまい、面接を複雑な気持ちで終えた経験は1度や2度ではありません。

「どこへ行っても続かない自分はダメなんじゃないか?」
「社会不適合者なのかもしれない……」

そんなふうに思うこともあり、人生の目標も特に無く、社会人としても、人としても自信はありませんでしたが、そんな時に人生を変える出会に恵まれました。


家族との未来のために

妻との出会いと、新たな生活

20代前半で今の妻と出会い、転職続きで先の見えない状況でしたが、
彼女といると自然と前を向く事ができました。

そんなある日、彼女の妊娠が分かり、
不安よりも、「家族を守らなければ」 という使命感が生まれました。

父親としての責任

これまでの仕事も、適当に選び、軽い気持ちで辞めてきたわけではなく、
その時々で自分なりに本気で向き合ってきたつもりでしたが、
取り組みはどうあれ、何があっても家族を路頭に迷わせる訳にはいきません。

ただ本当に幸運な事に、そのタイミングで正社員として採用頂いた会社の方々は親切な人ばかりで、
「この会社のためにできることなら、なんだってやろう」 と思えたし、
それが家族のためにもなると思うと、無限にやる気が湧いてくるようでした。


努力が実を結び、認められた喜び

これまでの経験が実を結んだ瞬間

運もありますが、新しい製造現場では今までの経験が一気に活かせる場面が多く、
これまでの転職経験で培った対応力や、さまざまな職場で学んだ知識が、ここでは協力な武器になってくれました。

最初から「この方法で事務作業を簡略化しました!」「新しい治具を開発したのでさらに歩留まり改善をできるようになりました!」と改善案を出す事が出来て、さらに提案を受け入れてくれる地盤もあったので、分かりやすく業績に貢献する事ができました。
その結果、会社からも高く評価され、早い段階での昇給もしてもらえたのは、今でも活きる大きな自信に繋がったと思います。

「今までの経験は、無駄じゃなかったんだ」

初めてそう実感した瞬間でした。

仕事への誇りと成長

この仕事を通じて、自分の強みを活かせる環境に出会うことがどれほど大切かを深く理解できたし、「同じ人間でも、環境が変われば結果は大きく変わる」 ということを改めて実感できました。

一方で、働くうちに新たな疑問が生まれ、そこで、僕は 新たな挑戦 を決意する事になります。


新たな挑戦、そして読者の皆様へのメッセージ

Webマーケターへの転身

製造職で実績を上げ始め、初めて 「自分が求められる環境で働く楽しさ」 を知る事ができました。
今までの経験を活かし、工夫次第で業績に貢献できる仕事は、やりがいも大きかったです。

しかし、同時に 大きな違和感 も抱えていました…

それは製造業の現場で働く人たちの努力が、消費者に伝わっていないし
現場の人たちも、 「自分が生み出したものが誰かの役に立っている」という実感を持てていない事です。

考えてみれば当然で、販売員と違い、消費者と現場ではあまりに離れているので、本来は繋がりようがありません。
でもその状況に強い憤りを感じた事がきっかけです。

自分が関わってきたモノや食品には、まだ知られていない価値がたくさんある。
物には機能を備えている以上に、関わる人達の情念や高度な技術が詰まっています。
そこまで認知され、1品1品に愛着を持って手に取る事のできる人達で溢れたら、もっと素敵な世の中になるだろうなぁ。

そう考えた時に、出会ったのがマーケティングの力でした。

「誰もが当たり前に手に取るモノや食品には、作り手の想いや努力が詰まっている」
その 「本当の価値」 を伝えられる人になりたい。

良い事も悪い事も含めて、今まで出会ってきた企業、そこで働く人達のおかげで、
1人の人間として、夢まで見つける事ができました。

経験が導いた新たな道

Webマーケターは、これまでとまったく違う分野の職でしたが、
僕はこれまで 「やってみるまで分からない」 を何度となく繰り返してきました。

その中で、じっくり考え、長期的な効果を生み出す施策を考えることに適性があるとも気付いていたので、不思議と恐れはありませんでした。
新しい分野への挑戦には毎回不安もありますが、それ以上にこれまでの経験を活かせる場所に出会える事は、今となっては大きな喜びになっています 。

どんな仕事でも、積み重ねた経験は必ずどこかで活きる。
良いことも、悪いことも、すべてが自分の糧になる。

それを知っていたからこそ、状況が変わっても新しい一歩を踏み出すことができました。


環境が人を作る。僕が経験した転職から学んだこと

環境によって人は変わる

30回以上の転職を経験する中で、何度も 「人は環境によって大きく変わる」 ことを実感してきました。

ダメな人間として扱われることもあれば、必要な人間として重宝されることもある。

この経験から分かったのは、「仕事における自分の価値は、考えている以上に環境に左右される」 という事です。

「ここで結果を出せないなら、自分はどこへ行ってもダメなんじゃないか?」
そう思い込んでしまう方も多いかと思いますが、それは絶対に違います。

今がどんな状況であろうと、環境が変わるだけで、同じ自分でもまったく違う評価を受けることがある。
「今の環境でうまくいかないからといって、自分が無能なわけではない」ということです。

同じように悩む人たちの存在

転職を繰り返す中で、年代を問わず仕事に悩む多くの人と出会い、相談を受ける機会が増えました。
特に多かったのは、「今の仕事が合わない」と悩みながら、自分には何の価値もないと思い込んでいる人達 です。

「職場で認められない=自分がダメな人間」という思考になり、
本当はもっと別の場所で活躍できる可能性があるのに、それに気づけないまま苦しんでいる。

狭い環境の中で「ここでダメなら、もうどこへ行っても通用しない」と悲観している人も多かったです。
でもそんなことは決してない。

僕自身、転職を繰り返しながら 「自分の強み」 を見つけてきたし、
相談を受けた人の中にも、環境を変えたことで 「こんなに評価されるなんて思わなかった」 と驚く人がたくさんいました。

だからこそ、今の環境に縛られ過ぎずに、「もっと自分に合う場所があるかもしれない」 という可能性を今一度考えてほしいと僕は思います。


過去を乗り越えて、未来へ

同じ悩みを持つ人へ、僕にできること

これまで何度も転職を繰り返し、「また続かなかった」と自信を失いかけたこともありました。
けれど、振り返れば どの経験も無駄にはなりませんでした。

短期間で辞めてしまった仕事でも、学んだことは必ず次に活きる。
環境を変えながら「自分に合った場所」を探し続けたからこそ、今の仕事にたどり着くことができました。

だからこそ、今仕事に悩んでいる人へ伝えたい。

「あなたの価値は、今の環境だけで決まるものではない」

合わない環境で苦しみ続けるより、もっと自分を活かせる場所を探すことも選択肢の一つです。

このサイトを作った理由:もし今悩んでいるなら

このサイトを作った動機は、仕事に悩む人の 相談窓口を作れないかと思った事が始まりです。
転職を考える人の中には、いきなり転職エージェントや派遣会社に問い合わせるのは敷居が高いと感じ、本当に取りたい行動までが億劫になってしまいがちです。
身内や業者とも違う、第三の窓口として悩んでいる方を救いたいと考えて立ち上げました。

「このままでいいのか?」と迷ったとき、誰かに話すだけで気持ちが軽くなることもあるかもしれません。

僕もたくさんの壁にぶつかりながらも、なんとか自分に合う仕事を見つけてきました。
だからこそ道の途中で挫折しそうになっているけど、可能性に溢れる多くの人へ手を差し伸べていきたいと思っています。

2025/2/27
現在このサイトはまだまだ情報が不足しています。ですが働き方に悩む日本中の方々の役に立つ情報を発信していくので、応援頂けると嬉しく思います。
記事も充実させていきますので、リクエストがあればご連絡お待ちしております!

ABOUT ME
記事URLをコピーしました